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ボシュロムがTechnolas Perfect Visionを買収完了

2013/02/28, 木曜日

ロチェスター(米ニューヨーク州)-世界的な目の健康企業ボシュロム(Bausch + Lomb)は1月28日、ドイツのミュンヘンにある有力な眼科レーザー企業Technolas Perfect VisionGmbH(TPV)の買収を完了したと発表した。ボシュロムとTechnolas Perfect Visionとの組み合わせは、アイケア最強ブランド2社の縁組である。新会社はBausch + Lomb Technolas社として、眼科分野における最高のサージカルレーザー技術開発と商業化へのコミットメントを継続する。

ボシュロムは2012年11月時点で、Technolas Perfect Visionの発行済み株式および未所有株のすべてを買収する意向を発表していた。Technolas Perfect Visionは2009年に、ボシュロムと20/10 PERFECT VISION AGとの間で先進的な屈折矯正、白内障技術を開発、販売する目的で設立された合弁企業だった。今回の買収の金銭的詳細は明らかにされていない。

Technolas Perfect Visionのチームはボシュロムサージカル部門に編入され、白内障・屈折矯正手術向けのフェムトセカンドレーザーとエキシマレーザー製品群が、ボシュロムの強力な現行製品ポートフォリオと新製品パイプラインを拡大することになる。

両社は2011年12月以来、シングルプラットフォームで白内障と屈折矯正手術の両方を実施できるフェムトセカンドレーザーを共同販促してきた。このプ ラットフォームは、2011年末に欧州の規制当局からマーケティング認可を受け、2012年7月には米食品医薬品局(FDA)から主要な術式の認可を取得 した。このプラットフォームに加えて、Technolas Perfect Visionは最新の白内障手術向けのエキシマレーザーを開発中であり、また欧州連合(EU)では老眼の治療用新技術製品を販売している。

ボシュロムのブレント・ソーンダース社長兼最高経営責任者(CEO)は「最高経営責任者のクリスチャン・ホーラ博士が率いるTechnolas Perfect Visionチームは、この分野で最高のフェムトセカンドレーザー・プラットフォームとその他の素晴らしい眼科製品を製造しており、それら製品によってボ シュロムのサージカル製品ポートフォリオが完成し、当社は眼科手術医にとってワンストップショップになる」と語った。

ボシュロムの上級副社長でBausch + Lomb Global Surgical社長であるジョン・バー氏は「Technolas Perfect Visionのユニークなレーザー・プラットフォームは、当社の最先端の技術を用いたサージカル製品のパイプラインを拡大し、さらなるビジネスの成長が期 待される。われわれはボシュロムに加わるTechnolas Perfect Visionチームを歓迎し、システム、機器、眼内レンズを医師に供給し続け、世界的に患者の視力を改善するため、組織編成を円滑に進める」と語った。

Technolas Perfect VisionのCEOであったクリスチャン・ホーラ博士は、Bausch + Lomb Technolas社長としてジョン・バー氏に業務報告する。ホーラ博士は「私はTechnolas Perfect Visionの株主がわれわれの努力に財政支援をしてくれたこと、当社社員がこれら革新的なレーザー技術に情熱を注ぎ献身してくれたことに感謝の意を表し たい。当社事業にとっての新たな一章を迎えることは喜ばしいことであり、最前線の眼科手術のさらなる前進のため、ボシュロムと協力していきたい」と結ん だ。

ボシュロム(Bausch + Lomb)について
ボシュロムは世界で最も高い知名度、評判を誇るヘルスケア企業の一つ。同社の中核事業にはコンタクトレンズ、レンズケア製品、眼科用手術装置および器具、 眼科用医薬品が含まれる。同社は1853年創業で、本社を米ニューヨーク州ロチェスターに置き、世界で約11000人を雇用している。同社製品は100カ 国以上で販売されている。詳しい情報はウェブサイトwww.bausch.comを参照。

登録商標および商標はBausch & Lomb Incorporatedとその子会社の商標である。

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