定期的な眼科検診は視力を守る最も確かな方法。しかも簡単にできる予防策です。視力を守るもう一つの方法は、目によい栄養を摂ることです。
栄養は目の健康のカギ?
ヘルシーな食事の一部として、ビタミンAやビタミンC、葉物の緑色野菜、魚など、抗酸化物質の豊富な食品を選びましょう。魚をはじめとする多くの食品に、中心視力を担う黄斑の健康に重要な必須オメガ3脂肪酸が含まれています。
抗酸化物質の摂取不足、アルコールや飽和脂肪の過剰摂取などから、黄斑に害を及ぼすフリーラジカル反応が発生するおそれがあります。また、高脂肪の食事は動脈の血流を阻害する脂肪の蓄積の原因になります。小さな血管が集まっている目は、特に大きな影響を受けることになります。
食事だけでは不十分?
食事に関する研究結果から、目の健康の維持に正しい栄養が重要であることが明らかになっています。年齢を重ねた人では、食事だけで十分な目の栄養を摂ることはできません。オメガ3と6mgのルテイン、さらに抗酸化物質であるビタミンCおよびEは、中心視力を担う黄斑の健康維持に重要です。
喫煙は目に影響する?
喫煙は目をかなりの酸化ストレスにさらすもの。関連性は明確に特定されていませんが、喫煙によって目に影響を及ぼすような様々な健康リスクが高くなるのは事実です。
運動をする
運動は重要です。運動によって血液循環がよくなるため、最終的に目に行き渡る酸素濃度が高くなり、毒素の排出も改善されるからです。
サングラスを着用する
屋外の明るい光のもとで過ごすのは快適なもの。しかし、これは目にとっては辛い状況です。でも、解決は簡単。有害な紫外(UV)線をブロックするサングラスを着用しましょう。また、つばの付いた帽子をかぶると、サングラスの縁から目に入ってくる紫外線の量を減らすことができます。
コンピュータの使用
コンピュータの画面を2時間も見ていると、キーボードの使用によって手首に生じるのと同じ種類の反復ストレスが眼筋にも加わります。いくつかの簡単なルールに従えば、コンピュータによる眼精疲労の影響を和らげることができます。
目のケガ
目が傷ついた場合、冷水で洗い流してしまえば大丈夫だとつい考えてしまいがちです。でも、目の損傷の範囲や重篤度は簡単には判断できません。必ず、すぐに専門家の診察を受けてください。それが視力を守る最善の方法です。次のような症状は、目の深刻な損傷の徴候である可能性があります。
-
明らかな目の痛みまたは視力の問題
-
まぶたの切り傷または裂傷
-
片方の目ともう一方の目が同じ動きをしない
-
片方の目がもう一方の目よりも前に飛び出ている
-
瞳孔の大きさや形状が異常である
-
白目に出血がある
-
目に何かが入っている
-
まぶたの裏に何かが混入していてなかなか取れない