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大韓民国での「ナチュレール」の販売中止命令・回収命令の解除について

2012/09/27, 木曜日

本年10月中旬、在大韓民国日本大使館のウェブサイト (http://www.kr.emb-japan.go.jp/people/safety/safety_120924.htm) に、「ナチュレール」が大韓民国食品医薬品安全庁(以下、KFDA)によって、販売中止命令を受けた旨がアップロードされました。本件は、KFDAが市販されているカラーコンタクトレンズについて、承認内容と合致しているか確認するために市場から製品を収去してKFDAの認定検査機関に試験を依頼し、その結果に基づいた決定です。

ナチュレールのベースカーブの測定値が承認内容と異なったことが販売中止命令の理由であり、その原因について、米国ボシュロム社が認定検査機関と共同で調査した結果、認定検査機関が採用している試験方法が米国ボシュロム社の試験方法と異なることが判明しました。

KFDAは測定法が異なるとの共同調査結果を受け入れ、7月11日に発令した販売中止命令を8月23日に解除しました。 なお、ウェブサイト (http://www.kr.emb-japan.go.jp/people/safety/safety_121030.htm) に販売中止命令が解除されたことは10月末に追記されております。

KFDAは㈱ボシュロムコリアに対してベースカーブの測定対象となった「ナチュレール(黒、ロット番号:W12041601、60箱)」についてのみ回収命令が発出されました。回収は9月1日~9月30日に実施され、10月8日に回収命令が解除されております。

本邦で市販されている「販売名:ボシュロム メダリスト ナチュレール、医療機器承認番号:22400BZX00020000」の有効性及び安全性には問題はありません。