コンタクトレンズ(CL)は角膜の上に直接乗せる小さなプラスチックの視力矯正用のレンズです。眼鏡に比べて矯正機能が高い、左右の目の視力差があっても不自由なく使える、目を動かしても眼鏡のように見え方が変わったりしない、スポーツなどでもずれない、見た目が変わらない、などの長所を持っています。ハードコンタクトレンズ(HCL)、ソフトコンタクトレンズ(SCL)の2種類があり、それぞれに長所・短所があります。HCLは、@角膜との密着度がSCLに比べて低いので、角膜への酸素供給量が多い、A眼球の表面で動くので異物が入ったときにすぐに痛みが起こるため、異常を早期発見できる、B眼鏡やSCLでは矯正できない乱視などにも適応できる、などの長所があります。しかし慣れるまで装用感が悪い、ずれやすい、落としたとき見つけにくい、目が充血しやすい、などが短所としてあげられます。SCLは、@角膜をすっぽり覆うので装用感がよい、Aずれにくいので激しいスポーツでもつけていられる、B落としてなくすことが少ない、などのよい点があります。短所としては、@角膜との密着度が高いので、酸素の供給量が少ない、A眼球面で動かないので角膜に傷ができても気づきにくく、異常が進行してしまう場合がある、B矯正できない屈折異常がある、などがあります。また装着の仕方によって、1年以上使い続けられるタイプ、毎日使い捨てるタイプ、2週間程度で使い捨てるタイプなど、さまざまな種類が出ています。使い捨てタイプは清潔なレンズを使用できますが費用がかさみます。それぞれメリット・デメリットがあるので、屈折異常の程度やライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。そのほか、新しいHCLとして、特殊なデザインのコンタクトレンズを使用して角膜の形を変え、近視を矯正するオルソケラトロジーがあります。これは20歳未満では使用できません。いずれにしてもきちんとレンズのケアをして、角膜に負担をかけないようにすることが重要です。CLをつくる場合は、必ず眼科を受診して、角膜や結膜などに異常がないかを確かめてからにします。そして屈折異常の程度、角膜のカーブを測定してもらい、目に合ったCLをつくってもらうことが第1です。カラーコンタクトレンズなど、ファッション重視でCLを使う人も増えていますが、CLはあくまでも医療用器具であることを忘れないようにしなければなりません。安易な使用は、目のトラブルを招く原因になります。
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