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涙嚢炎(るいのうえん)

慢性涙嚢炎の多くは鼻涙管閉塞がベースとなって発症します。涙嚢内にたまった涙液に細菌感染が生じ膿が貯留した状態になっているため、常に膿状の眼脂が出るようになります。

慢性涙嚢炎がベースにあって、それが急激に悪化した状態が急性涙嚢炎です。症状としては涙嚢部の発赤、腫脹、疼痛、大量の眼脂、涙嚢への大量の膿の貯留などを起こします。ときとして、発熱などの全身症状や脳髄膜炎を起こすことさえあります。また急性涙嚢炎は先天鼻涙管閉塞の乳児にも起こります。 治療は鼻涙管閉塞のときと同様に、涙嚢鼻腔吻合術(DCR)を行います。急性涙嚢炎は抗生剤の大量投与でまず炎症を抑え、その上でDCRを行います。