文字サイズ変更 A - A+

点状表層角膜症(てんじょうひょうそうかくまくしょう)

角膜の上皮細胞が欠損するものを表層角膜症(点状表層角膜症)といいます。炎症が強いときは点状表層角膜炎あるいは表層角膜炎という用語も使用されていますが、最近ではこれらも含め点状表層角膜症に統一されてきています。点状表層角膜症の原因として最も多いのが乾性角結膜炎(ドライアイ)とコンタクトレンズ障害です。眼瞼結膜や眼瞼縁の炎症に伴って生じることもあります。またアトピー性角結膜炎、電気性眼炎、薬剤毒性、糖尿病角膜症、兎眼(とがん)などの際も見られます。

図5:角膜上皮の分類

症状としては異物感が強いものの、軽症では無症状のこともあります。かなりの数の傷があれば、痛みや視力低下が現れることもあります。治療では細隙灯顕微鏡検査がまず行われます。しかしこれだけでは上皮の細かい傷まではわからないので、フルオレセイン生体染色を行います。目の表面に蛍光の緑の色素を入れて、ブルーの光を当てて診察する方法です。 治療は原因に対する治療がまずなされます。ドライアイには人工涙液点眼、コンタクトレンズが原因ならば装用を中止します。同時に上皮の修復を早めるためにヒアルロン酸などの点眼を行います。