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上強膜炎(じょうきょうまくえん)

眼球外側の最前部5分の1の透明部分は角膜、そのほかの5分の4は白く不透明な組織となっていて、この部分を強膜と呼んでいます(図4)。

図4:角膜と涙液の構造

強膜の表層は血管に富むまばらな結合組織線維で覆われていますが、この層に炎症を起こした状態が上強膜炎です。原因ははっきりしませんが、しばしば関節リウマチに合併するといわれています。眼部帯状ヘルペス、梅毒などに合併して見られることもあります。

症状は結膜の充血、浮腫、ときには結節状に隆起することもあります。自覚症状としては羞明、流涙、眼痛などです。治療は副腎皮質ステロイド薬の点眼が行われ、予後は一般に良好です。