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化学眼外傷(かがくがんがいしょう)

化学薬品による目のやけどは、固体、液体、または気体の化学薬品が目に入ったときに起こります。化学薬品が保管されている工場や、家庭用洗剤を使っている一般家庭でもよく起こる事故です。重症度は、化学薬品の種類および目に浴びた量によって異なりますが、幸いなことに、多くのやけどは治療可能で、一時的な不快症状だけですみます。
化学薬品による目のやけどは、酸性またはアルカリ性のレベル(pH)によって3つのカテゴリーに分けられます。

アルカリによるやけど:高いpH値を持つ化学薬品によって起こるもので、最も危険です。目の内部に入り込み、大切な内部組織を損傷させることもあります。最悪の場合、視力低下や失明に至るおそれもあります。

酸によるやけど:アルカリによるやけどよりも重症度は低いものの、危険であることには変わりありません。酸によるやけどは目の内部に入り込むことはありませんが、角膜に深刻な損傷を与え、視力低下の原因となる可能性もあります。

炎症:pH値については中性のやけどです。
視力の低下以外の兆候および症状は次のようなものです。
・目が赤くなる・目が炎症を起こす・目に痛みを覚える・目が腫れる・目を開けられない・目に異物感がある

いずれにしても、目に化学薬品によるやけどを負った場合は、何よりもまずその化学薬品を目から取り除く必要があります。化学薬品専用の目の洗浄機があれば、それが最善の方法ですが、ない場合は、水道水で15分以上洗います。その際、指を使ってできるだけ大きく目を開け、目を動かしながら、すみずみまで洗いましょう。
重症の場合は、救急車を呼び、到着するまでは目の洗浄を続けます。