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角膜・強膜の病気

角膜輪部(かくまくりんぶ)フリクテン
角膜(黒目)と結膜(白目)の間には輪部という放射線状の襞構造が見られます。ここに小さな水泡のような白いふくらみができるのが、角膜輪部フリクテンです。原因はアレルギーではないかといわれています。
角膜(かくまく)ヘルペス
角膜ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスへの感染に対する免疫反応で起こります。ウイルスは三叉神経などに潜伏するため、体調不良などで再発を繰り返します。
点状表層角膜症(てんじょうひょうそうかくまくしょう)
ドライアイなどが原因となって、角膜の上皮細胞が傷ついたものを点状表層角膜症といいます。軽症では無症状のこともありますが、傷の数が多いときは痛みや視力低下がみられます。
角膜実質炎(かくまくじっしつえん)
角膜の実質深層に起こる角膜実質炎の典型的な原因は先天梅毒によるもので、5~20歳に発症して虹彩毛様体炎を伴います。最近ではほとんどみられなくなりました。
角膜潰瘍(かくまくかいよう)
角膜潰瘍の原因は外傷やヘルペス、細菌などによる感染が主たるものです。角膜の上皮だけでなく、実質にも濁ったり薄くなったりという影響が及び、治った後も視力障害が残り、角膜に孔が開いてしまうとまれに失明に至ることもあります。
突き目(つきめ)
草の葉、木の小枝などで目を突いたことが原因となることがあるので突き目と呼ばれていますが、実際には角膜にゴミなどが刺さったあとに起こります。治療が遅れて潰瘍が進むと視力低下を来たします。
化学眼外傷(かがくがんがいしょう)
化学薬品や家庭用洗剤を目に浴びることで起こります。アルカリや酸によるやけどの場合は、視力低下や失明にいたることもあるので、目の洗浄などの緊急対応が必要です。
かん目(かんめ)
原因はビタミンAの欠乏によるもので、かつては失明の大きな原因の一つでしたが、今日わが国ではほとんど見られなくなりました。しかし、開発途上国ではいまだに見られ、幼児が失明する主な原因となっています。
乾性角結膜炎(かんせいかくけつまくえん)
乾性角結膜炎のことを俗に「ドライアイ」といいます。目が乾燥するので、ごろつき感や充血、疲れ目といった症状がみられますが、軽症の場合がほとんどです。
円錐角膜(えんすいかくまく)
角膜の中央が円錐状に突出する疾患です。原因ははっきりしていませんが、遺伝的要因が指摘されています。多くは両眼性で、思春期に発病し徐々に進行しますが、30代以降は通常あまり大きく進行することはありません。
角膜(かくまく)ジストロフィ
角膜ジストロフィは遺伝的要素が強く、何らかの原因で角膜に濁りが生じ障害が出る病気です。レーザーで濁りの部分を削り取る治療などが行われますが、再発することが少なくありません。
雪眼炎(せつがんえん)
紫外線によって起こる表層角膜炎のことで、「雪目」などと呼ばれるものです。たとえばスキー場、海水浴場、高山など紫外線の強い場所で角膜が直接かつ長時間紫外線にさらされたときに起こります。
上強膜炎(じょうきょうまくえん)
眼球外側の5分の1の透明部分は角膜、そのほかの5分の4は白く不透明な組織となっていて、この部分を強膜と呼んでいます。強膜の表層に炎症が起こった状態が上強膜炎で、しばしば関節リウマチに合併します。
強膜炎(きょうまくえん)
強膜の深部に炎症を起こすのが強膜炎です。関節リウマチに合併して見られますが、比較的まれな病気です。症状は上強膜炎と類似していますが、強膜炎では激しい痛みを伴います。強膜に紫色の充血を認め、結節状を示すこともあります。