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翼状片(よくじょうへん)

通常、鼻側結膜から結膜が角膜に侵入してくる病気を翼状片(よくじょうへん)といいます。ときとして耳側と鼻側の両側から侵入してくる場合もあり、ひどいときは両側から侵入した結膜組織が橋のようにつながってしまうケースもあります。原因はよくわかっていませんが、屋外で労働する人あるいは緯度の低い沖縄県などで多発することから、紫外線が関与しているのではないかと見られています。

鏡を見ると徐々に角膜(黒目)に結膜(白目)が侵入してくるので、肉眼でもわかります。結膜は多少赤みを帯びているのがふつうで、痛みはありません。眼科では細隙灯顕微鏡で検査すれば容易に診断がつきます。侵入組織が3mm程度なら、侵入した結膜組織とその根本の結膜自体を切除します。3mm以上では手術しても不正乱視(角膜表面がいびつな形になる)が残り、多少視力が低下することもあります。やっかいなのは再発で、その都度手術が必要となります。進行は急激ではありません。