文字サイズ変更 A - A+

眼鏡ほど多くの人に使われている医療器具はないでしょう。今ではファッションの一部として、洋服やTPOに合わせて何種類も持って、掛け替えることも普通になっています。しかし、医療器具ですので、購入する際には、必ず眼科で屈折異常がどの程度あるか、ほかに目に疾患がないかを診断してもらってから、眼鏡専門店でつくるようにします。
眼鏡は近視、遠視、乱視のどの屈折異常も矯正することができます。老眼のための眼鏡には、いわゆる「遠近両用」といわれる二重焦点レンズや、遠方から手元まで連続的にかわる累進多焦点レンズなどもあって、ニーズに合わせて選べるようになっています。そのほか目を傷める強い紫外線を遮断するサングラスや調光レンズ、スポーツの時に目を守るスキーのレンズやゴーグルなども日常よく使われています。

レンズ自体も、傷がつきにくいハードコートのものが普通になり、さらに反射防止コート、防汚コート、紫外線カットコートなど、目を保護して長く使えるような工夫がさまざまになされています。
しかし、眼鏡は視力を根本的に改善するものではありません。また、眼鏡を使っていても視力が低下したり、子どもの近視や老眼のように、度が進んでいく場合もあります。合わない眼鏡をかけていると、見にくいだけでなく、強い目の疲れ、頭痛や肩こり、吐き気、いらいらなどの全身の症状が現れます。また階段を踏み外したり、めまいを起こすこともあります。見にくくなってきたら、早めに視力検査に出向き、必要なら眼鏡をつくりなおしてもらいましょう。