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角膜移植(かくまくいしょく)

角膜は本来透明ですが、病気やけがで混濁したり変形してしまうと、光を通すことができなくなり、視力が失われてしまいます。そんなとき、献眼者から透明な角膜をもらい、移植して視機能を取り戻す治療が角膜移植です。角膜移植を考えなければならない疾患には、角膜の中央が変形してしまう円錐角膜角膜ヘルペスなどの感染症、水疱性角膜症、角膜ジストロフィなどのほか、事故で角膜を傷つけた場合などがあります。

角膜は5層構造になっていて、一番内側に内皮があります。角膜移植には、内皮を含めて5層すべてを取り換える全層角膜移植術と、内皮だけ残してほかの4層を取り換える表層角膜移植術の2つの方法があります。ほかの臓器移植と同じように角膜移植でも拒絶反応を起こすことがありますが、角膜は血管がない部位なので、ほかの臓器に比べて拒絶反応の出現は少ないのが特徴です。