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目が痛い・異物感がある

目が痛いといっても、いろいろな痛みがあります。鈍い痛み、鋭い痛み、しみる痛み、出たり治まったりする痛み、押さえると痛い、目を閉じると治まる痛みなどさまざまです。目のどの部分が痛むか、視力異常や発熱、嘔吐など、ほかの症状を伴っているかどうかでも原因が異なります。

異物による痛み

砂やごみなどが目の中に入った場合は、チクチクした痛みで、ゴロゴロするなどの違和感を伴うことが多いようです。異物が入ったとわかっても目をこすらずに、涙で自然に流し出されるのを待ちます。こすると眼球に傷をつけることがあるからです。しばらく様子を見ても痛みがとれないときは眼科を受診しましょう。なかには鉄粉などが眼球に刺さっているケースもあります。
液体が目に入ったときには水で5分くらい洗い流します。とくに酸やアルカリなどの液体のときはすぐに洗います。そのあと、必ず眼科を受診しましょう。 コンタクトレンズによるトラブルは、コンタクトレンズをはずせば痛みは軽減されます。レンズを洗って装用しても痛みが頻回に起こるようなら、一度眼科を受診して調べてもらいます。
さかさまつげ眼瞼内反睫毛乱生)でも痛みや異物感が起こります。症状が強い場合は角膜に傷がつくこともあるので、眼科を受診しましょう。

感染・炎症による痛み

麦粒腫(ものもらい)では鈍痛とともに患部のまぶたが腫れます。こすったり、無理して膿を出そうとすると炎症が広がるので、なるべくさわらないようにします。原因は主に細菌による感染で、同じ側のリンパ節が腫れることもあります。症状が強くてつらいようなら、眼科を受診して抗生剤の治療を受けます。
ヘルペスウイルスによる角膜ヘルペスでは異物感や充血、視力低下などが起こります。
強膜炎では押すと痛みが現れ、ぶどう膜炎の一つである虹彩炎では、見え方の異常のほかに、鈍い痛みが起こります。
角膜上皮が細菌などに感染して起こる角膜潰瘍では、異物感と痛みがどんどんひどくなり、視力低下や激しい充血を伴います。すぐに眼科を受診し、原因菌の特定と治療を行わないと重症化する場合があるので要注意です。

緑内障による痛み

眼圧が高くなって視神経に異常が起こるのが緑内障で、長い時間をかけて徐々に悪化していきます。多くは痛みを伴いませんが、原発閉塞隅角緑内障では目の痛みと頭痛、嘔吐などが急に現れます。

外傷による痛み

事故で硬い物で目を突いたり、何かにぶつかったりして角膜上皮剥離や角膜穿孔外傷などを起こした場合も激しい痛みを起こします。すぐに眼科を受診しましょう。

そのほかの目の病気による痛み

乾性角結膜炎(ドライアイ)では異物感やひりひりした痛みが現れます。
紫外線によるスキーの後の角膜炎(雪眼炎〈雪目〉)や電気溶接のときの電気性眼炎なども激しい痛みを伴います。紫外線によって角膜上皮が剥がれ、角膜の表面に傷がついている状態です。傷口から感染することがあるので、受診して治療します。
眼精疲労屈折異常でも目の奥に鈍い痛みを感じることがあります。
視神経に炎症が起こる視神経症(炎)では、目を動かすと眼球の奥のほうに痛みが生じます。

ほかの症状を伴う痛みは要注意

原発閉塞隅角緑内障のように、目の痛みとともに急激な頭痛や嘔吐を伴う場合には、すぐに受診しなければなりません。そのほか、視力が低下してきた、視野が欠けている、といった症状があれば、やはり早めに眼科を受診しましょう。