ボシュロム・ジャパン株式会社

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ボシュロムの歴史

レンズは海へ 空へ そしてハリウッドへ

ガス加熱炉での熱処理後に小さく削られた光学ガラス(1917)
ガス加熱炉での熱処理後に小さく削られた光学ガラス(1917)

ボシュロムの顕微鏡を使用する女性の志願団体(1942)
ボシュロムの顕微鏡を使用する女性の志願団体(1942)
1900年代の前半、会社はJ.J.ボシュとH.ロムの時代から、ボシュの息子のエドワードやウィリアムの時代へと移っていく時期であり、世界は二度の大戦を通じ、激動の時代を迎えていました。こうした時代背景の中、ウィリアムが高品質の光学ガラスの製造に成功。それまではアメリカ国内で生産することができず、ヨーロッパからの輸入に頼っていた光学ガラスを輸入品よりも優れた品質で生産できるようになります。そして、先進の技術は歴史の流れに合わせて活躍の場を広げていきます。 

 その一つの舞台が「海」でした。双眼鏡や望遠鏡、測距機など、世界の海へ繰り出すアメリカの艦隊には正確な測定を可能にする光学機器が必要とされていました。

 一方「空」でも、航空機に搭載される測量用航空カメラレンズやパイロット用のゴーグル、眼科検査機器など高性能な光学機器を製造。さらに、1926年になると、あの有名なパイロット向けの「Ray-Banサングラス」が開発されます。
 そして1937年より一般にも販売されるようになったRay-Banサングラスは、1990年代終わりまでの長きに渡りボシュロムの人気ブランドとして、映画やファッションの分野にも大きな影響を与えることになるのです。
シネマスコープレンズを初めて使用した20世紀フォックスの「聖衣」(1952)
シネマスコープレンズを初めて使用した20世紀フォックスの「聖衣」(1952)
映画業界への貢献を評価されオスカーを受賞(1955)
映画業界への貢献を評価されオスカーを受賞(1955)
 ボシュロムの高品質な光学ガラス製造技術は、エンターテイメントの分野での技術革新にも貢献してきました。ボシュロムでは1915年より映画撮影用のカメラレンズを製造をしており、1922年に発表された「Super Cinephor映写レンズ」は、映画業界の標準になっています。

 1950年代は、アメリカにおいても娯楽文化が花開いた時期でした。テレビ全盛時代を迎えていた当時のアメリカの映画関係者は、映画人気の低落を恐れ、ステレオサウンドや3Dなど様々な最新技術を導入していました。

その一つであるワイドスクリーン効果を可能にしたのが、映像の左右幅を圧縮して撮影し、映写時に二倍に拡大してスクリーンに映し出すことのできる「シネマスコープレンズ」です。この新しい技術で撮影された映画は人気を呼び、アメリカの映画会社がこぞって採用、各地でワイドスクリーンを上映するために映画館の改築が相次ぐほどでした。
こうした映画界への貢献を称えられ、1955年、ボシュロムは全米映画協会からアカデミー賞 オスカー技術賞を授与されています。

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